どうも、真です!
中国輸入ビジネスを始めて6ヵ月が経ちました。
初めは「タオバオって何?」「輸入代行業者はどこがいいの?」という右も左もわからないレベルでしたが、
1つめのショップ「BASE」では外注さんたちと協力しながら商品数を積み上げ、
2つめのショップ「Qoo10」ではセールやメガ割を経験しながら、販売実績を積み上げてきました。
いざ本格的に販売を始めると、
「お客様からクレームがきた!どうしよう…」
「無在庫販売はお届けまで時間がかかるし、中国製は品質の見極めが難しいな…」
というビジネスへの迷いの時期もありました。
しかしその都度、師匠に励まされたり、少しではありますが利益が出た喜びもあり、継続してこれました。
そしてこの度、3つめのショップ「Yahoo!ショッピング」をオープンしました!
「大きく稼ぐ」レベルにはまだまだ道半ばですが、【自由な働き方】への階段を上っている実感が出てきました。
今回は、Yahoo!ショッピング(以下、ヤフショ)オープン後すぐにやるべき「オープニングセール企画」の概要とそのための準備の様子をご紹介します。
師匠の教えを請いながら、わたしなりに取り組んでみました。
「ヤフショってどんな感じなの?」
「ヤフショに出店してみたいけど、どんな風に進めていけばいいの?」
というあなたの参考になれば嬉しいです。
目次
基本戦略はQoo10と同じ!
中国輸入の無在庫販売ビジネスでは、
多商品展開×多販路展開
が、最初の段階では重要になってきます。
無在庫販売は在庫を持たないビジネスなので、登録商品数をどんどん増やして、商品データをまるごと移せば、同じ規模のショップをすぐに横展開していくことができます。
この仕組みを活かして、販路をどんどん増やしていくのが稼ぐために大切です。
単純に考えると、1つの販路で10万円稼げるようになったら、販路を2つにすれば20万円、販路を3つにすれば30万円…と売上が伸びていきます。
2店舗目、3店舗目は新たに商品登録をする必要はないですし、販売経験やノウハウも自分の中に溜まってきているので少ない労力で済みます。
かける時間やお金が少なく、同じかそれ以上の売上を上げられます。
(実際にはそんな倍々ゲームにはならないので、あくまでイメージとして捉えてくださいね。)
また、大量の商品データがあるということは、いろんなジャンルの商品を持っていることになります。
例えば、わたしのショップは「レディースアパレル」をメインに扱っていますが、
・10代、20代の若者向け(今なら韓国系ファッション)
・20代、30代のOL向け(今ならブラウスやセットアップなど)
・パーティードレスのような派手なファッション
・リゾートワンピース
・シンプルなモノキニ水着やセクシーなビキニ
などなど、ラインナップが多岐に渡ります。
出店先の販路によってメイン顧客層が異なるので売れる商品ラインナップが違って、商品数が多い(いろんなジャンルを持つ)メリットがさらに大きく効果を発揮します。
Qoo10は、「安さ」が売りなことや韓国系商品が多いECモールであることから、10代の若者がメイン顧客層になります。
一方のヤフショは、35才以上の世代がユーザーとして多いことがデータで出ています。
「少し高めの価格帯でも売れるかな?」とか、「ドレスやワンピースなどのOL向け商品が売れるかな?」という予想ができます。
「これまで出店していた販路ではなかなか売れなかったけど、新しい販路で爆発的に売れるようになった!」
ということもありますので、そういう確率を上げるためにも販路をたくさん持つことは重要になってきます。
よって、ヤフショへの出店もQoo10と同じく「その販路だけで大きく稼ぐ」というよりは、
無在庫販売で展開できる販路として、少しづつ実績を積み上げていく
販売実績を溜めて、より売れる商品傾向分析を行い、今後のリサーチ・商品登録に活かす
よく売れる商品が出てきたら、有在庫販売にチャレンジする
というのが基本戦略になります。
出店したばかりのヤフショではショップや商品の実績は当然ありません。
ですので、
・ショップを多くの人に見てもらい、興味を持ってもらう
・購入につながったお客様にはレビューを書いてもらい、ショップ信頼度を上げる
ということを目標にまずは、『オープニングセール』を行いましょう!
ショップの概要
ここで、わたしのヤフショ店舗の概要を説明します。
ショップオープン日:2021年10月
取り扱い商品:レディースアパレル、キッズ(ドレス系中心)
取り扱い商品数:5,446品
販売形態:無在庫販売のみ
となっています。
商品登録のベース店舗としているBASEから商品データをプログラマーさんに移行してもらい、すぐにBASE・Qoo10と同規模のショップがヤフショでも出来上がりました。
何度も書きますが、「販路の横展開のしやすさ」は在庫を持たないネットビジネスのメリットですね。
また、ヤフショは基本的に商品が売れるまでお金がかからない販路になります。
とりあえずショップをオープンさせてからページを作り込んだり、バナーを制作・設置したりできるので、慌ててショップの準備をする必要がありません。
ショップ管理画面「ストアクリエイターPro」にも慣れる必要があるので、1つずつクリアしていきましょう。
「ストアクリエイターPro」はこんな感じです↓
使い勝手はそれほど良くありません。
ごちゃごちゃしていてわかりにくい、というのが私の使ってみての感想です…
実際に注文を受けたり、セールやクーポン発行などをして使いながら覚えていくしか無いですね。
オープニングセールに向けての施策
それでは、ヤフショでの『オープニングセール』に向けて仕込んでいきましょう!
私が実際に行った施策をご紹介します!
①冬物新商品の追加登録
Qoo10では「登録可能な商品数5,000件」という制約がありました。
しかし、ヤフショでは登録商品の上限が20万商品になります。(すごい数ですね…)
ちょうど、Qoo10で11月に開催されるメガ割に向けて冬物商品の登録が進んでいたので、ヤフショにも「冬物新商品」として追加しました。
アパレル商材はは季節商品を充実させ、その時期のショップの魅力を上げることが大切です。
500件ほど追加したので、オープンセール時の商品数は6,000件になりました。
②オープニングセールクーポンの発行
ヤフショではQoo10と違い、オープン後すぐのセール設定が出来ません。
そこで、「割引クーポン」を発行します!
割引率はQoo10と同様に、思いきっての『25%OFF』です。
もちろん25%OFFにしても赤字ではないですし、何よりもお得感を演出し、ショップに興味を持ってもらうことが重要なので大幅な割引クーポンを発行します。
クーポン発行の手順は以下の通りです↓
1.「ストアクリエイターPro」トップから「クーポン」を選択し、「クーポン新規発行」をクリックします。
2.クーポンの内容詳細を入力する↓
割引率を25%OFFに設定したり、クーポン使用回数制限などを決めていきます。
クーポン発行日に関しては、バナー設置などもまだですが、準備しながらでもセール期間を長く取ることが優先と考え即座にクーポン発行としました。
クーポン発行期限は、2021年いっぱいとして約2カ月間のイベントとしました。
これでクーポン発行設定は完了です!
3.ショップページで確認↓
クーポンが反映されていることが確認できました。
25%OFF後の金額が書かれていることはわかりやすいですが、目立たないですね…
今のレベルでは仕方ないので、クーポン発行に関してはこれでOKとしておきました。
③セール告知バナーの制作
つぎに、オープニングセールを実施していることを告知するバナーを制作します。
PCスキルやデザインに関する知識がある方は自作しても良いですね。
わたしはセンスが無いので、すべて外注です。
Qoo10からお付き合いのあるWebデザイナーさんに依頼して、2,500円でバナーを制作してもらいました。
➃レビュー依頼バナーの制作
オープニングセールと同時に、レビュー獲得も狙うために「レビュー依頼」バナーも制作しました。
単に「レビューをお願いします」ではなかなか書いてもらえないので、レビューを書いたお客様には「全品対象の200円OFFクーポン」をプレゼントすることにしました。
200円OFFクーポンの発行は、「クーポン新規発行」の「サンキュークーポン」から設定しました。
「サンキュークーポン」とは、お買い物をしたお客様に宛のメールを送る時にクーポンURLを発行し、メールに載せることができるクーポンです。
いくつかクーポンの種類があるので、あなたのやり方に合ったクーポンを探してみてくださいね。
レビュー依頼バナーも、同じデザイナーさんに2,500円で制作してもらいました。
➄バナーの設置
これが一番苦戦しました。
Qoo10ではバナー設置のために「ヘッダー」「フッター」というスペースが用意されていました。
しかし、ヤフショではそのようなスペースが無いのです!
一応全体に反映できるやり方としては、「新ストアデザイン」からの「看板」設定があります。
やり方を簡単に説明すると、
1.ストアクリエイターProのトップから「商品・画像・在庫」をクリック↓
2.「新ストアデザイン」を選択し、左の項目の「看板」を設定する。あらかじめ画像追加しておいたバナー画像をHTMLコードで記述する↓
私の場合は、2つのバナーを並列で置きたかったので、幅を調整しました。コードは参考までにみてください。
3.全ページの上部にバナー画像が反映される↓
これで完了です。
しかし大きな問題があります。
それは、「新ストアデザイン」で設定した項目は、パソコン画面にしか反映されないということです。
つまり、スマホやヤフショのアプリではこのバナーは表示されません。
最近はスマホやアプリから買い物される方が多いので、これは辛い…
すべての商品ページにもバナーを反映させようと思うと、すべての商品ページでバナー画像の挿入設定をしなければいけません。
6000商品あるということは、6000回の設定が必要になるということです…
「それはムリ!!」と思い、悩んでいたのですが‥
ここでデータ移行でお世話になっているプログラマーさんが素晴らしい提案をしてくれました!
「商品説明の項目にバナー画像を自動挿入できるようなプログラムができますよ」
おおっ!すごい!!
と思い、すぐにプログラム製作をお願いしました。
しかも、たったの9,000円でオリジナルのプログラムができるなんて!
プログラマーさんはネットビジネスにおいて本当に心強い味方です。
実際のプログラムはこんな感じです↓
オリジナルのプログラムなので、詳しく説明する必要がないのですが、
ヤフショから登録データを一括でダウンロードし、「バナーhtml」に挿入したい画像のバナーURLを入力し再度アップロードするだけで、全商品ページにバナー画像が反映される仕組みになっています。
もちろんパソコン画面だけではなく、スマホ・アプリ画面でもバナーが反映されています。
ここで大事なことは、
『ネットビジネスで困ったことがあった場合は、一人で悩み解決しようとせず、頼れる外注先を作っておくこと』
です。
今回の場合ですと、
・もともと「商品データ移行」というプログラミング専門の知識が必要となる作業で、信頼できるプログラマーさんを探していた
↓
・ヤフショでの商品設定での課題を気軽に相談
↓
・専門的な観点から、課題の解決方法を提案してくれた
↓
・バナー画像の管理をたったの数分で完了できる仕組みが完成して、作業効率がアップ!
今回の専門的なスキルに限らず、大量の商品登録作業でも一人でやろうとすると何十時間、何百時間とかかってしまいます。
しかし、頼れる外注パートナーさんを作っておけば作業スピードは何倍も速くなるのです。
また、いつも決まったお仕事をお願いしている外注さんでも意外な趣味やスキルから課題解決の助けになることはたくさんあります。
「相談してみるだけはタダ」
ですので、一人で悩まず、気軽に話してみることをおススメします。
これでヤフショでのオープニングセールの準備は整いました。
セールを始めたからといって、すぐに売れる訳ではありません。
少しづつ商品ページが見られることで、内部SEOが上がっていき、より多くのページアクセス数を獲得していくことができます。
この段階では『待つ』ことしかできないので、2カ月ほど(私の場合はセール期間)は放置です。
様子見をしながら、休みを取っても良いですし、次の施策を考えるなどに時間を活用していきましょう。
最後に
今回は、ヤフショ出店後にまずやるべき施策『オープニングセール』のやり方を、私の実例をもとにご紹介しました。
新しい販路になると新しい管理画面を覚えたりと大変ですが、大まかな戦略や施策はQoo10と同じですのでよりスムースに対応していけると思います。
また、困った時に助けてくれるように外注さんとの関係づくりも大切です。
日頃からのコミュニケーションを大切にしておくと良いことがありますよ。
ヤフショの出店は、
・稼ぐための販路の確保
・異なる顧客層への商品アプローチ
と紹介しましたが、実はもうひとつ重要な意義があります。
それは、
・上位マーケットである「au PAYマーケット」や「楽天市場」への出店時に、ヤフショでショップを持っていると審査通過しやすい
という点です。
正直、ヤフショはQoo10よりも売れにくい販路です。
ヤフショはその出店のしやすさから、出店者数が多く、ライバルが多すぎます。
『大きく稼ぐ』ことを目指していくならば、「au PAYマーケット」や「楽天市場」への出店が必要になってきますが、どちらも出店審査が厳しいです。
わたしも、なかなか出店審査を通過できず、出店に時間がかかりました。
しかし、「ヤフショに出店している」というステータスで、ショップ運営能力があると見てもらえます。
出店審査通過のためには、ぜひとも獲得しておきたいです。
次なる大きな飛躍の為にも、ヤフショへの出店と実績づくりに取り組んでいきましょう!
今回もご覧いただき、ありがとうございました。